Macで2つのフォルダを並べて表示し、あとで開き直す方法

結論から言うと、Finderは1つのウインドウに2つのフォルダを表示できません。Finderは1ウインドウにつき1フォルダなので、標準の方法はFinderのウインドウを2つ開いて左右に並べることです。macOS 15以降なら、macOS自身が画面の左半分と右半分にぴったり配置してくれます。ちょっとしたコピーならこれで十分です。ただし「もう一方へコピー」するキーはなく、2つのフォルダの組み合わせを保存して来週また開く手段もありません。
ここでは2つの方法を紹介します。macOSだけでできることを手順どおりに、そして毎日この作業をするなら2画面型のファイルマネージャで何が変わるかです。
Finderだけで2つのフォルダを並べる
2つ目のフォルダを別のウインドウで開く
Finderで1つ目のフォルダを開いたら、⌘Nで新しいウインドウを開き、そこで2つ目のフォルダに移動します。⌘を押しながらフォルダをダブルクリックしても、新しいウインドウ(Finderの設定によっては新しいタブ)で開けます。
2つのウインドウを並べる(macOS 15以降)
macOS 15 Sequoiaでは、ウインドウをタイル状に並べる機能が加わりました。
- ウインドウを画面の左端または右端までドラッグし、枠が表示されたら離すと、その半分にぴったり収まります。
- または、2つのウインドウのどちらかを前面にした状態でウインドウメニューを開き、移動とサイズ変更の項目から左右に並べる配置を選びます。前面の2つのウインドウが画面を分け合います。
- ウインドウ左上の緑のボタンにポインタを重ねても、同じ選択肢が表示されます。
それより前のmacOSでは、2つのウインドウのサイズを手で調整するか、緑のボタンからSplit Viewを使います(2つのウインドウがフルスクリーンになります)。
ウインドウ間でコピー・移動する
ファイルを一方のウインドウからもう一方へドラッグします。同じディスク上のフォルダ同士では、ドラッグすると移動になります。コピーしたいときは⌥を押しながらドラッグします。キーボードなら、1つ目のウインドウで⌘C、2つ目のウインドウで⌘Vを押すとコピー、⌥⌘Vなら移動です。
Finderの限界
- タブでは解決しません。 Finderのタブ(⌘T)は1つのウインドウに複数のフォルダをまとめますが、一度に見えるのは1つだけです。
- 2つのウインドウは「ペア」ではありません。 それぞれが自分のサイズと位置を持ち、一方を動かしてももう一方はついてきません。コピー命令の行き先になる「もう一方のフォルダ」という概念もありません。
- 開き直す仕組みがありません。 再ログイン時にmacOSがウインドウを開き直すことはありますが、「顧客フォルダ+請求書+共有ドライブ」に名前を付けて保存し、必要なときに呼び出すことはできません。毎回ウインドウを開いて並べ直すことになります。
月に一度の作業ならFinderで十分です。フォルダの比較、ダウンロードの整理、プロジェクトファイルの移動を毎日するなら、2画面表示にすればウインドウの出し入れが大幅に減ります。
Folia Filesでパネルを並べる
Folia Filesは、パネルを中心に設計されたMac用のファイルマネージャです。1つのウインドウに必要なだけフォルダを開き、左右にも上下にも並べられます。機能の全体はパネル、タブ、シーンのページで紹介しています。ここでは今回の作業に絞って手順を説明します。
ウインドウを分割する
ツールバーの新規パネルボタンをドラッグし、ウインドウかパネルの端でドロップします。その位置でウインドウが分割され、新しいパネルが同じフォルダ、同じ表示で開きます。新しいパネルで2つ目のフォルダに移動すれば完成です。
キーボードなら⌘<kbd></kbd>(表示 › パネルを横に複製)と⇧⌘<kbd></kbd>(パネルを下に複製)。2つでは足りないときは、ツールバーのレイアウトボタンから定番のレイアウト(左右に2つ、上下に2つ、3列、2×2のグリッド)を選べます。

パネルごとにフォルダも表示方法も別々です。片側はリスト、もう片側はアイコンやギャラリー、プロジェクトにはツリー、といった使い分けができます。パネルのヘッダを別のパネルのヘッダにドロップすると、2つのパネルが入れ替わります。
F5とF6でコピー・移動する
一方のパネルでファイルを選び、F5(ファイル › もう一方のパネルにコピー)かF6(ファイル › もう一方のパネルに移動)を押します。Commander系のファイルマネージャでおなじみの操作です。Macのキーボードの多くは最上段のキーが明るさや音量の調整を優先するため、fnを押しながら使う必要があるかもしれません。パネル間のドラッグでも同じことができ、どの操作も履歴に残るので⌘Zで取り消せます。
WindowsでTotal Commanderを使っていた方は、Mac版Total Commanderのページで、Macでもそのまま活かせる操作を比較しています。
同じフォルダをあとで開き直す:シーン
ここがFinderにない部分です。Folia Filesのシーンは、タブをそのままの状態で保存したものです。レイアウト、各パネルのフォルダ、それぞれの表示方法が含まれます。
シーンを保存する
- 作業に合わせてタブを整えます。たとえば顧客のフォルダ、その請求書、共有ドライブを並べます。
- ツールバーのレイアウトをクリックし、**タブをシーンとして保存…**を選びます(ウインドウ › シーンにもあります)。
- 名前を付けます。フォルダも保存するならパネルのフォルダを含めるをオンのままに。オフにするとレイアウトだけが保存され、開いたときは作業中のパネルのフォルダで開きます。ウインドウのサイズと位置もをオンにすると、ウインドウが同じサイズで同じ画面に戻ります。
シーンを開き直す
- ウインドウ › シーン:最初の9つのシーンには⌃⌘1〜⌃⌘9のショートカットが付きます。
- ファイル › シーンで新規タブ…(⇧⌘T):パネルの配置まで描かれたサムネールが並びます。文字を入力すると名前で絞り込め、↩で新しいタブに、⌥↩で現在のタブの代わりに開きます。

シーンは新しいタブで開くので、それまでの作業はそのまま残ります。
ワークスペース:ウインドウ全体
1つのタブでは足りないときは、**ウインドウ › ワークスペース › ワークスペースを保存…**でウインドウ全体を保存できます。すべてのタブとそのパネル、フォルダ、表示方法に加え、ウインドウのサイズと位置も保存されます。あとで同じメニューから、現在のウインドウか新しいウインドウに開き直せます。
どちらを使うべき?
- たまに使うなら:Finderのウインドウを2つ開き、ウインドウメニューか画面端へのドラッグで並べる。
- 毎日使うなら:1つのウインドウに2つのパネル、その間はF5とF6。繰り返す作業ごとにシーンを作っておけば、同じフォルダを二度と並べ直す必要はありません。
パネル、シーン、ワークスペースは、Webサイト版とMac App Store版のどちらのFolia Filesにもあります。7日間の試用期間で、ご自分のフォルダで試してみてください。


