Macでドラッグせずにファイルをコピー・移動する方法

ファイルをウインドウからウインドウへドラッグするのは、マウスなら簡単ですが、トラックパッドでは面倒です。狙いを定めるあいだクリックを押し続ける必要があり、移動先のフォルダがどこかに見えていなければならず、手が滑るとすべてが違うフォルダに入ってしまいます。実は、ドラッグはまったく必要ありません。
結論:
- Finderでは: ファイルを選択して⌘Cを押し、移動先のフォルダを開いてから、⌥⌘Vで移動(編集 › ここに項目を移動)、⌘Vでコピーします。
- Folia Filesでは: ファイルを右クリックして次の場所にコピーまたは次の場所に移動を選び、フォルダを指定します。ほかのパネル、よく使う項目、最近使ったフォルダ、ほかのフォルダ…から選べます。2つのパネルを並べていれば、F5でもう一方のパネルにコピー、F6で移動できます。
- やり直したいときは: どちらでも⌘Zで取り消せます。
Finderでドラッグせずにコピー・移動する
Finderのメニューには、選んだフォルダへファイルをコピー・移動するコマンドがありません。代わりにクリップボードを使えば、3つの手順で同じことができます。
コピーしてから、ペーストまたは移動する
- ファイルを選択して⌘Cを押します。
- 移動先のフォルダを開きます。
- ⌘Vを押すとコピーがペーストされ、⌥⌘Vを押すと元のファイルが移動します。編集メニューで⌥を押すと、項目をペーストがここに項目を移動に変わります。
Finderでは⌘Xでファイルを切り取れません。この2段階の移動は「Macでファイルのパスをコピー、切り取りと貼り付けをする方法」で詳しく説明しています。
キーボードだけで移動先を開く
多くの人がトラックパッドに手を戻すのは手順2です。でも、その必要はありません。
- 移動 › フォルダへ移動…(⇧⌘G):
~/Documents/請求書のようなパスを入力またはペーストして、↩を押します。 - 移動 › 最近使ったフォルダに、最近開いたフォルダが並びます。
- ⌘Tで新規タブを開き、⌘[で前のフォルダに戻れます。
複数のファイルを新しいフォルダにまとめる
複数のファイルを、今ある場所で新しいフォルダにまとめるには、ファイルを選択してファイル › 選択項目から新規フォルダ(⌃⌘N)を選びます。フォルダが作成され、ファイルが一度にその中へ移動します。
開いている書類をアプリから移動する
テキストエディット、プレビュー、Pagesなど、書類を開く多くのアプリでは、ファイル › 移動…で開いている書類を別のフォルダへ移動できます。タイトルバーの書類名をクリックすると、場所メニューから同じことができます。
よく使うフォルダ用の「移動」コマンドを作る
毎日同じ場所にファイルを整理するなら、ショートカットAppでFinderにないコマンドを作れます。ファイルを移動アクションを使い、移動先に目的のフォルダを指定したショートカットを作成して、ショートカットの詳細でクイックアクションとして使用をオンにします。Finderでファイルを右クリックすると、クイックアクションに表示されるようになります。ただし、移動先ごとにショートカットが1つ必要です。
Folia Filesの「次の場所にコピー」と「次の場所に移動」
Folia Filesは、これらのコマンドを最初から備えたMac用のファイルマネージャです。パネルでファイルを選択して右クリックし、次の場所にコピーまたは次の場所に移動を選びます。サブメニューには、移動先がセクションごとに並びます。
- パネル:タブのほかのパネルに表示されているフォルダ。
- よく使う項目:よく使うフォルダ。サイドバーに自分で作ったセクションのフォルダも含みます。
- 最近使ったフォルダ:パネルで最近開いたフォルダ。
- ほかのフォルダ…:今のフォルダから始まるフォルダ選択画面で、新しいフォルダも作れます。ここにコピーまたはここに移動で確定します。

ファイルがすでに入っているフォルダや、選択したフォルダ、その中にあるフォルダはリストに表示されません。コピーや移動が終わると、移動先を表示しているパネルがあればそこでファイルが選択され、なければ元のパネルに行き先が表示されます(「請求書」に移動しました)。時間のかかるコピーは、ツールバーの操作ボタンで進行状況を確認できます。
Finderと同じ方法も使えます。⌘Cのあと⌥⌘V(編集 › 項目をここに移動)でコピーしたものを移動でき、⌘Xのあと⌘Vでもファイルを移動できます。
2つのパネル:F5でコピー、F6で移動
2つのフォルダのあいだでファイルを振り分けるなら、両方を並べて表示しておきましょう。表示 › パネルを横に複製(⌘\)で今のパネルの横に2つ目のパネルが開くので、そこで移動先のフォルダを開きます。あとはファイルを選択して、次のキーを押します。
- F5(ファイル › もう一方のパネルにコピー):もう一方のパネルのフォルダにコピーします。
- F6(ファイル › もう一方のパネルに移動):そのフォルダへ移動します。
ファイルメニューには移動先の名前が表示されます。もう一方のパネルがダウンロードなら、「ダウンロード」にコピー、「ダウンロード」に移動となります。パネルが3つ以上あるときは、タブの次のパネルに送られます。届いたファイルは、そのパネルで選択された状態になります。もう一方のパネルが、ファイルのあるフォルダをすでに表示している場合は何も起こらず、パネルに理由が表示されます(その場で複製するなら⌘D)。
Macのキーボードでは、最上段のキーが画面の明るさや音量などの操作に割り当てられています。F5やF6はfn(または🌐)キーを押しながら押してください。これらのキーを標準のファンクションキーとして使う設定にしている場合は不要です。

2つのフォルダを並べて準備し、あとで開き直す方法は「Macで2つのフォルダを並べて表示し、あとで開き直す方法」で、パネルでできるそのほかのことはパネルのページで紹介しています。
同じ名前のファイルがすでにあるとき
確認なしに上書きされることはありません。Folia Filesは2つの項目をサイズと日付つきで並べて表示し、両方とも残す(デフォルトのボタンなので、↩で何かが置き換わることはありません)、スキップ、置き換える、そしてファイルなら新しい場合、フォルダなら結合を選べます。チェックボックスで、同じ操作のほかの競合にも同じ答えを適用できます。
置き換えられた項目がゴミ箱に入るのは、新しい項目のコピーが完了してからです。ファイルを別のディスクへ移動するときは、元のファイルはそれぞれコピーが完了してから削除されます。詳しくは安全なファイル操作のページをご覧ください。
⌘Zで取り消す(数時間後でも)
⌘Zで直前のコピーや移動を取り消し、⇧⌘Zでやり直せます。移動したファイルは元のフォルダに戻り、コピーはゴミ箱に入ります(完全に削除されることはありません)。すべての操作はツールバーの操作ボタンの履歴にも残り、それぞれに取り消すボタンがあります。そのため、今朝の移動だけを、その後の作業を取り消さずに元に戻せます。ファイルを別のファイルの上に置いてしまう取り消しや、その後に編集したコピーをゴミ箱に入れてしまう取り消しは実行されません。

毎日使うフォルダにはタイルを
クイックアクションモジュールは、上で紹介したショートカットの工夫に対するFolia Filesの答えで、何も組み立てる必要がありません。右サイドバーを開いて、その上にあるモジュールボタンから追加し、モジュールの歯車メニューでアクションを追加 › フォルダに移動…(またはフォルダにコピー…)を選んで、フォルダを一度だけ指定します。あとはパネルでファイルを選択してタイルをクリックするだけで、そのフォルダへ移動します。同じ名前のファイルがあるときの確認も⌘Zも、同じように使えます。
どの方法を使うか
- Finderで1回だけ移動する: ⌘Cのあと、移動先で⌥⌘V。
- Folia Filesで1回だけコピー・移動する: 右クリック › 次の場所にコピーまたは次の場所に移動。
- 2つのフォルダ間でファイルを振り分ける: 2つのパネルでF5とF6。
- 毎日同じ移動先: FinderならショートカットAppのクイックアクション、Folia Filesならクイックアクションのタイル。
- 間違えたとき: ⌘Z、または操作 › 履歴のその行の取り消す。


