Macでファイルの中身を検索する方法:Spotlightとその先

Macでファイルの中身を検索するには、⌘スペースを押して、書類の中で覚えている語句を入力します。Spotlightはファイルの名前だけでなく、PDF、WordやPagesの書類、メール、メモの本文まで調べます。Finderのウインドウでは⌘Fで同じ検索ができ、条件を重ねて絞り込めます。さらに、スクリーンショットに写った文字や写真に写っているものまで探したいときは、Folia FilesがSpotlightとは別の独自インデックスを加えます。
この記事では、Spotlightを使いこなす方法、あるはずのファイルが見つからない理由、そして書類・スクリーンショット・写真を語句で(英語など5言語では意味でも)検索する方法を説明します。
Spotlightで中身を検索する
SpotlightはmacOSに組み込まれたインデックスです。よく使われる書類の多くは、保存されるたびに本文が読み込まれます。そのため賃貸で検索すると、名前がscan_0042.pdfでも本文に「賃貸」とあるPDFが見つかります。
- Spotlightのウインドウ:⌘スペースを押して入力します。ちょっとした検索に最適です。
- Finderの検索:Finderのウインドウを開いて⌘Fを押します。入力中、Finderは名前と内容を同時に検索します。検索フィールドの下の**+**をクリックすると、種類、日付、サイズなどの条件を追加できます。
- 現在のフォルダだけを検索:Finderは標準ではMac全体を検索します。検索バーのこのMacの横にあるフォルダ名をクリックするか、Finder › 設定 › 詳細 › 検索実行時 › 現在のフォルダ内を検索を標準にします。
結果を絞り込む演算子
Spotlightでも、Finderの検索フィールドでも直接入力できます。
kind:pdf、kind:image、kind:presentationでファイルの種類を限定します。例:kind:pdf 賃貸。modified:やcreated:に日付を続けます。例:kind:pdf modified:2026。- 半角の引用符で語句を完全一致させます:
"賃貸借契約"。 - 大文字の
AND、OR、NOTで語を組み合わせます:請求書 NOT 下書き。
ターミナルから検索する
mdfindは同じインデックスに問い合わせ、一致したものをすべてフルパスで表示します。
mdfind "賃貸借契約"
mdfind -onlyin ~/Documents "kind:pdf 賃貸"
Spotlightでファイルが見つからない理由
ある語を確かに含むファイルが出てこないとき、原因はたいてい次のどれかです。
- **インデックス作成が終わっていない。**macOSのアップデート、移行、新しいディスクのあと、Spotlightがインデックスを作り直すのに何時間もかかることがあります。ターミナルで
mdutil -s /を実行すると、そのディスクでインデックス作成が有効かどうかがわかります。 - **フォルダが除外されている。**システム設定のSpotlightの設定にはプライバシーのリストがあり、そこに追加したフォルダやディスクは一切インデックスされません。フォルダごと見つからないときは確認しましょう。
- **ディスクがインデックスされていない。**外部ディスクは除外されていたり、Spotlightがインデックスしない形式だったりします。ネットワーク共有は通常まったくインデックスされません。
- **探せる文字がない。**スキャンしたPDFは、各ページの画像にすぎないことがよくあります。文字として認識されていない語はSpotlightでは検索できません。
- **インデックスが壊れている。**結果が明らかにおかしいときは、
sudo mdutil -E /で起動ディスクのインデックスを消去して作り直せます。作り直しには長い時間がかかり、その間Macは忙しくなります。
もうひとつよくある限界は、Spotlightが探すのは語句であって、考えではないことです。電気料金で検索しても、「電力供給」や「kWh」としか書かれていない請求書は見つかりません。
Folia Filesで語句と意味で検索する
Folia FilesはMac用のファイルマネージャで、ファイルに書かれている内容の独自インデックスを、Spotlightとは別にMac上で作成します。
読み取るもの
設定 › ファイルとネットワーク › 内容検索の**書類と画像の内容を読み取る(書類、デスクトップ、ダウンロード、ピクチャ)**スイッチは、標準でオンです。Folia Filesはこの4つのフォルダで次のものを読み取ります。
- PDF、Word、RTF、OpenDocument、HTML、テキスト、Markdownファイルの本文(各書類の冒頭部分:PDFの最初の数ページ、テキストの最初の20 KB)
- スクリーンショットの文字(Mac上で認識。ラテン文字のみ)
- 写真に写っているもの:ビーチ、山、犬、レシート、書類など
すべてはMac上で読み取られ、どこにも送信されません。新しいファイルや変更されたファイルは、Folia Filesの起動後まもなく、その後は1時間ごとに読み取られます。

語句で、または意味で検索する
**ツール › 内容を検索…**を開きます(**ツール › すべてのツール…**にもあります)。探しているものを入力し、すべて、書類、画像で結果を絞り込みます。
各結果には、一致した理由が表示されます。ファイル内で見つかった語か、関連する語が見つかった場合は意味が近いです。関連語の検索にはmacOS内蔵の単語モデルを使うため、意味による検索は英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語に対応しています。日本語、中国語、ポルトガル語では、入力した語そのものを探します(日本語と中国語の文章も正しく単語に区切られます)。関連語は探しません。たとえば「賃貸契約」と入力すると、「賃貸」と「契約」という語で賃貸契約書が見つかります。

知っておきたい点が2つあります。
- 写真は英語(とフランス語)の語で記述されます。ビーチの写真を探すときは「beach」と入力します。
- スクリーンショットの文字が認識されるのは、ラテン文字の言語だけです。画像の中の日本語や中国語の文字は検索できません。
スキャンしたPDFを検索可能にする
スキャンした契約書には、SpotlightにもFolia Filesにも読める文字がありません。**ツール › PDFツール…**で開き、**検索可能にする(OCR)…**を選びます。認識された文字がPDFに追加され、以後はSpotlightでもFolia Filesのインデックスでも見つかります。認識できるのはラテン文字の言語です。
内容とほかの条件を組み合わせる
編集 › 詳細検索…(⇧⌘F)では、内容の条件を名前、種類、サイズ、日付、タグと並べて使え、検索エンジンも選べます。
- SpotlightはmacOSのテキストインデックスを使うので、Mac全体のPDFやWord書類の中の語を見つけます。
- ディスクを走査は、選んだフォルダのファイルを1つずつ開きます。時間はかかりますが、外部ディスクや共有フォルダなどSpotlightのインデックスがない場所でも、テキストファイル(プレーンテキスト、Markdown、コード、JSON、XML)を検索できます。
保存した検索はサイドバーの検索に表示され、常に最新の状態に保たれます。
話しかけて探す
ツール › Foliaに聞く…(⌘J)は普通の文を理解します。単独では英語とフランス語を理解し(例:"PDFs over 5 MB in Downloads")、Apple Intelligenceを搭載したMacではそれを使います。見つけたものと、頼まれた場合はそれをどうするかを、実行する前に表示します。"containing"に続けて語を入力すると、テキストファイルの中も探します。
どの検索を使うか
- 正確な語句を覚えている:Spotlight(⌘スペース)かFinder(⌘F)で、
kind:と引用符を使います。 - Folia Filesが読み取るフォルダにある書類:Folia Filesの内容を検索で、語句で探します(英語など5言語で入力すれば意味でも探せます)。
- スクリーンショットや写真:内容を検索で、画面に写っている語(ラテン文字)や写真に写っているもの(英語)で探します。
- スキャンした書類:**検索可能にする(OCR)…**で一度検索可能にしてから、普通に検索します。
- 語句に加えてサイズ、日付、種類:詳細検索で「内容」の条件を使います。
内容を検索、詳細検索、Foliaに聞くは、Webサイト版とMac App Store版のどちらのFolia Filesにもあります。App Store版は、サンドボックス化されたほかのアプリと同じく、ユーザが開いたフォルダだけを読み取ります。


