MacでHEICをJPGに一括変換し、写真をまとめてリサイズする方法

iPhoneは写真をHEIC形式で保存します。ファイルは小さくきれいですが、多くのWebサイトや申込フォーム、WindowsのPC、古いアプリはいまもJPGを求めます。フルサイズの写真を十数枚まとめてメールで送るにも重すぎます。どちらも、変換サイトに何もアップロードせずにMacだけで解決できます。
手短に言うと: Finderで写真を選んで右クリックし、クイックアクション › 画像を変換を選んで、JPEGとサイズを指定します。単純な用途ならこれで十分です。長辺2,048ピクセルのような正確なサイズや品質の指定、それに取り消しが必要なら、Folia Filesの右クリックメニューにあるサイズを変更…と変換先が、1枚でも数百枚でも使えます。
Macに最初からできること
Finder:クイックアクション › 画像を変換
- FinderのウインドウでHEICの写真を選択します。
- そのうちの1枚を右クリック(またはControlキーを押しながらクリック)し、クイックアクション › 画像を変換を選びます。
- フォーマット(JPEG、PNG、HEIF)と画像サイズを選び、メタデータを保持(撮影日、カメラ、位置情報)を残すかどうかを決めます。
- JPEGに変換をクリックします。
JPEGファイルはHEICファイルの隣にでき、元のファイルはそのまま残ります。標準機能で手早く使えますが、サイズはいくつかの決まった選択肢だけで正確なピクセル数は指定できず、ファイルを軽くするための品質設定もありません。
プレビュー:サイズ変更はできるが、変わるのは元のファイル
写真を選んで⌘Oを押すと、ひとつのプレビューウインドウにまとめて開きます。サイドバーのサムネールをすべて選択し(⌘A)、ツール › サイズを調整…を選ぶと一度にサイズを変更できます。複数の画像を選んだ状態なら、プレビューの「ファイル」メニューから全部を別のフォーマットに書き出すこともできます。
ただし注意点があります。「サイズを調整」は開いたファイルそのものを変更します。コピーではありません。フルサイズの写真を残したいなら、先にフォルダを複製しておきましょう。
ターミナル:sips
macOSには、コマンドラインの画像ツールsipsが入っています。ターミナルでcdを使ってフォルダに移動し、次を実行します。
mkdir jpg
for f in *.HEIC; do sips -s format jpeg -s formatOptions 85 "$f" --out "jpg/${f%.*}.jpg"; done
すべての.HEICファイルが、新しいjpgフォルダの中に品質85%のJPEGとして作られます。長辺が最大2,048ピクセルになるよう縮小するには:
sips -Z 2048 *.jpg
注意:--outを付けないと、sips -Zは画像そのものを上書きします。ターミナルでは元に戻せません。またパターンは大文字と小文字を区別するので、*.HEICではphoto.heicという名前のファイルが対象から外れます。
右クリックでまとめて変換・リサイズする
Folia FilesはMac用のファイルマネージャです。どの表示でも、画像を1枚以上選んで右クリックすると、コンテキストメニューに画像というサブメニューが現れます。3枚選んでいれば画像(3)です。選択に含まれるのが画像だけのとき(フォルダやビデオが混ざっていないとき)に表示されます。

サイズを変更…:パーセント、長辺、または正確なサイズ
サイズを変更…を選ぶと小さなウインドウが開き、1枚目の画像の今のサイズと変更後のサイズが表示されます。
- サイズ:25%、50%、75%、長辺:1,024 px、2,048 px、4,096 px、または幅と高さを入力するカスタムサイズ。縦横比を保持をオンにすると各画像がその枠内に収まり、オフにすると形がゆがんでもすべての画像がちょうどそのサイズになります。
- フォーマット:オリジナルと同じ、JPEG、PNG、HEIC。つまり一度の操作で、HEICの写真を縮小しながらJPGに変えられます。
- 品質:30〜100%のスライダーで、書き出すのがJPEGかHEICのときに表示されます。最初は85%です。
長辺の選択肢では、画像が拡大されることはありません。オリジナルと同じの場合、すでに十分小さい写真はそのままにされ、Folia Filesがその旨を知らせます。作られるファイルには元の名前と処理の内容が付き(例:IMG_4027 (2048 px).jpg)、ウインドウは前回の選択を覚えています。
変換先:JPEG、PNG、HEIC、TIFF
変換先は、選んだ画像をすべて元のサイズのままJPEG、PNG、HEIC、TIFFのいずれかに変換します。新しいファイルは元の名前のまま拡張子だけが変わり、IMG_4027.HEICならIMG_4027.jpgになります。その名前がすでにあれば番号が付きます(IMG_4027 2.jpg)。選んだ画像がすべてすでにそのフォーマットなら項目は淡色表示になり、混在した選択では、すでにそのフォーマットの画像は飛ばされます。
どちらのコマンドも撮影日、カメラの情報、位置情報を保ち、画像を正しい向きで保存します。透明部分のある画像は、透明を持たないJPEGやHEICにするときに白い背景が付きます。
元のファイルはそのまま、⌘Zですべて元どおり
どれを選んでも、Folia Filesは元のファイルの隣に新しいファイルを作り、何かを上書きすることはありません。1回の処理はツールバーの操作に1つの操作として表示され、進み具合を確認でき、途中で止めることもできます。終わると新しいファイルが選択された状態になります。履歴にも1件として残るので、直後に⌘Zを押すか、あとで操作 › 履歴のその項目の横にある取り消すをクリックすれば、新しいファイルはゴミ箱に移ります。
同じサブメニューには左に回転、右に回転、左右に反転、位置情報とメタデータを削除もあり、写真をネットに載せる前に便利です。これらもそれぞれコピーを作ります。ビデオを選んだときはビデオサブメニューが現れ、MP4(H.264またはHEVC)への変換、1080pや720pへの縮小、音声の書き出しができます。
このメニューは、Webサイト版とMac App Store版の両方にあります。App Store版では、写真の隣に書き込む許可を得るため、最初に一度だけフォルダを開くよう求められることがあります(いつもの「開く」ウインドウです)。
さらに:一括操作とドロップ用のタイル
サブメニューの一番下にあるその他のオプション…を選ぶと、同じ画像で一括操作が開きます。ここではサイズ変更やフォーマットに切り取り、透かし、余白を追加などの手順をつなげ、その流れをプリセットとして保存…で残し、結果の保存先を選べます。標準では、元のファイルの隣の処理済みサブフォルダです。
毎週のように写真を縮小するなら、クイックアクションモジュールを手元に置いておきましょう(Finderのクイックアクションとは別物です)。右サイドバーのモジュールボタンから追加するか、ツールバーの新規パネルをドラッグして専用のパネルに開きます。JPEGに変換のタイル(品質85%)と画像を縮小のタイル(長辺は最大2,048 px)は、ドロップした写真に、またはクリックしたときは選択中の写真に作用します。

設定 › コンテキストメニューで、画像とビデオの項目をメニューの上のほうに移したり、その他にまとめたりもできます。詳しくは右クリックメニューをカスタマイズする方法をご覧ください。
どの方法を選ぶか
- 数枚だけ、設定なしで:Finderの画像を変換。
- 使い慣れたスクリプトがある:
sips。元のファイルを残すため、必ず--outを付けます。 - 正確なサイズと品質を一度に、取り消しもできるように:Folia Filesのサイズを変更…と変換先。
結果を確かめるには、画像ごとのピクセルサイズを表示できるリストが便利です。リストで画像の寸法を表示する方法をご覧ください。そもそもHEICファイルを受け取りたくないなら、iPhoneでJPEGで撮影することもできます。カメラの設定の「フォーマット」で、互換性を重視する方の選択肢を選んでください。


